不動産管理会社の主な仕事はクレーム対応?想定されるトラブルは……
不動産管理会社の仕事の多くは「クレーム対応」と言われることもあります。実際には、マンションによるところも大きいのですが、あながち間違いではありません。
そのため、不動産投資のオーナーが賃貸物件を適切に管理するためには、起こる可能性のあるトラブルの種類を知っておく必要があります。
【不動産管理会社の仕事1】ゴミ出しトラブルへのクレーム対応
ゴミ出しのトラブルは、主に以下の内容です。
- ゴミ出しの時間を守らない
- ゴミを分別しない
マンションによって、ゴミ出しの時間は異なります。24時間出しても良いマンションもありますが、時間と曜日が決まっているところもあります。
そのため、エレベーターでばったり会った住人同士で「今ゴミは出してはいけない時間ですよ」と注意したことにより、トラブルになるというケースも。
また、マンションの住民によっては、ゴミの分別をきちんとしない方もいます。そのため、きちんと分別している人から「分別ルールは守らせてほしい」というクレームを受けることも少なくありません。
このようなときには、掲示板に注意喚起をするか、最悪の場合には「ゴミ出しルール」を変えることになります。
【不動産管理会社の仕事2】騒音トラブルへのクレーム対応
マンションの住民同士の騒音も、よくあるトラブルの1つです。
最近のマンションは遮音性の高いものも増えてきましたが、爆音で音楽を流して低音が漏れる、窓を開けてバルコニーで電話するなど、周りへの配慮に欠けた結果、クレームが起こりがちです。
音に関してのとらえ方や気になり方は、住民によって全く違います。そのため、当時者同士で解決できないときには、前述と同様、掲示板に注意喚起を促すなどの対応をします。
それでも騒音に関するトラブルが解決しなければ、不動産管理会社から直接連絡をして注意喚起をすることも。
ただし、どの部屋からの音かを特定できない場合もあるので、そのときには可能性のある部屋全部に連絡を入れることになります。
まとめ
【この記事のポイント】
- 不動産管理会社の仕事の多くは、「クレーム対応」と言われる
- 不動産投資では、トラブルを上手く対応してくれる、ノウハウが豊富な不動産管理会社を選ぶこと
- 不動産管理会社は、事業主もしくは事業主のグループ会社が不動産管理を行っているケースがおすすめ
このようなクレームが、投資物件(賃貸物件)には起こり得ます。まずは、トラブルを上手く対応してくれるノウハウが豊富な不動産管理会社を選びましょう。
選び方の1つのポイントとして、事業主もしくは事業主のグループ会社が不動産管理を行っているケースはおすすめです。事業主と同じグループ会社であれば、その物件のことをよく理解しています。
また、今回記載していないものの、不動産管理には大規模修繕も必要になるので、その際に施工主(ゼネコン)選びでもスムーズに進められる利点があります。
事業主と不動産管理会社が同じ系列(ワンストップソリューション)であるということは、非常に便利で安心できると言えます。