住宅ローンと不動産投資用ローン、併用することってできるの?
不動産投資用ローンを組もうとしているとき、そもそも自分が今住んでいる家の住宅ローンをすでに組んでいるというケースもあると思います。
そのときに「2つのローンは併用できるのか」「併用できるとしたら、注意点は何だろうか」と疑問に思う人も多いはず。
そこで今回は、不動産投資用ローンと住宅ローンの併用についてお話します。
不動産投資用ローンと住宅ローンの違い
不動産投資用ローンと住宅ローンの違いを平たく言うと、対象物件が「投資用不動産」か「居住用不動産」かという点です。
融資を受ける不動産が投資用であれば不動産投資用ローン、居住用であれば住宅ローンになります。
不動産投資用ローン | 対象物件が投資用不動産 |
---|---|
住宅ローン | 対象物件が居住用不動産 |
ただし、居住用だとしても、主の居住用物件をすでに所有しており、「別宅」として利用する不動産の融資については、「セカンドハウスローン」などの扱いになります。
セカンドハウスローン:二件目以降の住宅を購入するために借りる住宅ローン
また、金融機関によっては「セカンドハウスローン」ではなく、「不動産投資用ローン」と位置付ける場合もあるので、その点は認識しておきましょう。
不動産投資用ローンと住宅ローン、併用する際の注意点
住宅ローンと不動産投資用ローンは、併用することが可能です。ただし、そのときには「審査」と「金利」に注意する必要があります。
審査について
不動産投資用ローンは住宅ローンと比べて審査が厳しくなりますが、住宅ローンをすでに組んでいる場合には、さらに審査は厳しくなります。
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金利について
不動産投資用ローンの月々返済を、住宅ローンと同じように考えてはいけません。
たとえば、住宅ローンを「借入金額3,000万円 借入期間30年 金利0.5%」で組んだとします。そのときの月々の返済額は89,756円(※)になります。
一方、同じ条件で金利だけ異なる(1.8%)不動産投資用ローンの場合は、月々107,909円(※)と、住宅ローンと比較すると、約1.8万円ほど月々の返済額が異なります。
※元利金等返済、ボーナスによる返済なしで算出
この金利による返済額の差は、よく理解しておきましょう。
まとめ
【この記事のポイント】
- 不動産投資用ローンと住宅ローンの違いは、対象物件が「投資用不動産」か「居住用不動産」かという点
- 住宅ローンと不動産投資用ローンは、併用することが可能
- 住宅ローンと不動産投資用ローンの併用では、「審査」と「金利」に注意
このように、住宅ローンと不動産投資用ローンを併用することは可能ですが、審査と金利には注意しなければいけません。
事前に不動産会社や金融機関に相談して、審査の土台に乗るかどうかを確認しておきましょう。
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