不動産投資においては、まず物件を購入しないことには話しになりません。
ここでは物件を購入するまでの具体的な流れを説明します。

物件購入までの流れ

66-2_

現在、一般的な方法としては、まずインターネットで投資物件の情報を集めます。どんな物件があるのか、価格は、立地は、といった内容を見て、まずは投資物件のイメージを掴んでください。その上で、ある程度の物件数を見て、自分の興味が湧いてきた物件があれば、その物件を取り扱っている不動産投資会社に問い合わせてみましょう。

その後、不動産投資会社から詳しい資料やご説明の案内が届くと思います。一度それらの資料を確認した上で、さらに詳しい話を聞いてみたいと思ったら、直接、その会社を訪ねてみましょう。そこで相談や質問、他のおすすめ物件なども詳しく教えてくれるはずです。

内覧・現地確認のポイント

前述の流れを繰り返していく中で、購入する物件が絞れてきたら実際に現地を確認します。
ここで大切なのは、自分の好みというものを捨てて、冷静・客観的に判断を下すという事です。あくまで投資用物件の購入であり、自分が住む物件ではありません。
「駅から遠いけど自分の好みに合う良い物件だ」とか「外観や内装が自分好みで個性的で良い」といったように、自分の主観が多分に入っていては、失敗を招く原因になります。
前者であれば、まず好立地の駅から近いという点を優先すべきですし、後者であれば、一般的に好まれる内装や間取りの方が良いのです。内覧・現地確認においては、冷静、客観的にその物件を評価しましょう。

とは言え、初心者には荷が重いという方もいるでしょう。そういう方は迷わず、不動産投資会社に相談してプロの意見を主軸に考えるのが良いです。

融資審査の注意点

66-3_

購入する物件が決まったら、いよいよ購入のための資金繰りです。自己資金だけで物件購入ができる人は限られていますので、大部分の人は金融機関から融資を受けることになります。 融資審査が通らなければ融資を受けることができず、物件を購入できません。
そこで、融資審査で注意すべきポイントを紹介します。

まず、融資審査で最も基本的な事は、自分の希望と金融機関の融資の審査基準が合致する事です。ですので、銀行が融資審査の際にどう考えるかを理解できれば、融資の審査が分かりやすいでしょう。

ポイントは3点です。

「その物件で見たキャッシュフローは黒字か否か」、「その人の財産、つまり資産から負債を差し引いた純資産はどうか」、「その人の属性はどうか」です。
つまり、金・物・人のそれぞれで審査を行っているのです。
実際のところは、その人の年収によって利用できる金融機関が限られてくるケースがほとんどなので、自分の年収に応じて、利用できる可能性が高い金融機関を予め調べて置く事も大切です。また不動産投資会社の方で、利用できる金融機関を紹介してくれる事もあるので、そのような場合は、紹介を受けたほうが審査に有利だったりもします。

まとめ

大きな買物をするとき、人は慎重になります。不動産投資はまさにそのようなケースでしょう。
そのため、今回のような内覧・現地確認のポイントや融資審査の注意点などを参考にしながら、じっくり、焦らず進めていきましょう。
そして定期的にプロの意見や不動産投資経験者の意見、話などを聞くことも大切です。

  • Facebookでシェアする
  • Tweetする
  • はてなブックマークで共有する
  • LINEで友達に送る