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新築マンションへの不動産投資と話題になったビットコインを徹底比較!
少し前までは、ビットコインは仮想通貨や暗号通貨に関心の高い人たちの間で話題になっていました。近年ではテレビでも、ビットコインの取引所のコマーシャルなどを見かけました(※2019年2月追記)。
しかし、名前を聞いたことがあっても、実際にどういうものかわからない方や、怪しいものだと思う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、少額で簡単に始められる投資として注目されたビットコインと、新築マンションへの不動産投資を比較してみましょう。
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ビットコインは、暗号通貨(ビットコイン)の先駆けとなった通貨
暗号通貨とは、インターネット上に流通する仮想通貨のうち、暗号理論を用いることで安全性を確保した新しい仮想通貨を指します。
ビットコインはその暗号通貨の先駆けとなった通貨の名称で、ほかの暗号通貨は「Alternative Coin(アルトコイン)」と呼ばれて区別されています。
通常のお金は紙幣や貨幣などの物質的な実体がありますが、ビットコインのようにインターネット上に存在する通貨は実体がないことから、仮想通貨と呼ばれます。
なお、暗号通貨と仮想通貨は、現在の日本においてはどちらも同じ意味で使われます。電子マネーなどと同様に実体のない通貨という意味で、日本では仮想通貨と呼ばれるようになりました。
ビットコインの正式名称が「暗号通貨ビットコイン(Cryptocurrency Bitcoin)」だったため、海外では暗号通貨が一般的です。
ビットコインが生まれたのは、2009年と最近のこと。近年、一時的に価値が高騰したこと、購入が簡単なことから投資の対象として人気が高まりました(※2019年2月追記)。
ビットコインは発行主体や管理元が存在せず、特定の国や機関に依存していないため、海外への送金でも手数料がほとんどかからず、24時間いつでも送金が可能です。
また、アメリカなど諸外国では多くの企業が決済手段として導入しており、日本でも仮想通貨についての法律が改正され、貨幣としての価値が認められるようになりました。
2014年、日本でも取引所の1つとして知られていたマウントゴックスが経営破綻し、約12万7千人が預けていたビットコインを失うという事件がありました。
このマウントゴックス事件で多くの資産が消滅したというニュースの印象は強く、仮想通貨に対して怪しいもの、信頼できないものというイメージを持つ方は多いはず。
しかし世界的には、仮想通貨の市場は拡大を続けています(※2019年2月追記)。
不安要素の多いビットコインに投資するのはキケン!?
ビットコインには、株やFXのような投資商品的な側面もあります。実際にビットコインの価格は、その時々の政治や経済状況などによって変動します。ビットコインを購入し、価格が上がったタイミングで売りに出せば、利益を上げることができるのです。
2017年頭には1ビットコイン10万円程度だったものが、9月1日には一時52万円まで上がったと聞いたら、大きく儲けるチャンスのある投資として魅力を感じるかもしれません。
しかし、先に説明したように、ビットコインは政治や経済状況の影響を強く受けています。
株やFXのような上下幅の限界値、取引所の営業時間という制約がないため、乱高下が当然のごとく発生します。
今は上昇傾向にあっても、それがいつまで続くかは不透明。実際に、52万円まで上がったビットコインですが、2週間後には39万円まで暴落しています。
また、インターネット上の実態のない通貨なので、ハッキングを受ける、コインを預けていた口座の情報が漏洩する、マウントゴックス事件のように取引所の倒産などで預けていたビットコインがすべてなくなるなどの可能性が存在します。
歴史の短いもののため、これから仮想通貨の市場がどういった動きを見せるのかがわからないのも、安定した投資を目指す人にとっては不安要素です。
ビットコインは、取引所にメールアドレスを登録するだけで、簡単にアカウントを作ることができます。
フェイスブックでも登録できるので、若い人にとっては気軽に購入できる分、ビットコインの乱高下に惑わされて精神的に疲弊したり、タイミングを誤って大きな損を出してしまったりする可能性も。
ギャンブル的な要素を求めて投資をするならともかく、安定した資産形成を目指す人にとってはリスクがあると言わざるを得ません。
新築マンションへの不動産投資が安心な理由
投資をするにあたっては、「何のために投資を始めるのか」ということをあらかじめ考えておく必要があります。
先にも説明しましたが、大きく儲けることと大きく損を出すことを天秤にかけ、ギャンブル的な要素を含めて投資を行うのであれば、ビットコインのような仮想通貨に投資をするのも1つの方法かもしれません。
しかし、自分の大切な資産を一瞬にして失う可能性がある投資よりも、コツコツと長期的な視点を持って安定して利益を上げていくほうが確実だと考ええる方も多いでしょう。そういった方には、新築マンションなどで不動産投資をすることがおすすめです。
不動産投資のメリットは、投資する物件を決めてしまえば実務的なことは管理会社に委託できるので、利益を上げるために世界状況や経済動向に日々目を配る必要がなく、精神的な負担がない点です。
入居者がいる限り、毎月の家賃収入という安定した利益を得ることもできます。
所有物件を担保として借り入れを行い、所有物件を増やしていくことで資産を着実に増やせるのです。
それでも仮想通貨に関心があるという方は、不動産投資によって安定した収益媒体を確保した後に、分散投資の一手段として余剰分でビットコインなどの仮想通貨の購入を考えてみてはいかがでしょうか。
まとめ
【この記事のポイント】
- ビットコインへの投資は、安定した資産形成を目指す人にとってはリスクがある
- 不動産投資なら、投資する物件を決めてしまえば、実務的なことは管理会社に委託できる
- 不動産投資なら、入居者がいる限り、毎月の家賃収入という安定した利益を得られる
ビットコインで大きく儲けたなどという人の話を聞くと、つい手を出してみたくなりますが、新しいものであるからこそ、危険性もはらんでいることには注意が必要です。
「何を目的として投資をするのか」「自分の資産をどう形成していくのか」を、まずはしっかり考えてください。