- 不動産投資
“老後貧乏”に陥らないために今できること
「老後貧乏」という言葉を聞いたことがあるでしょうか? テレビや雑誌を見ていても、頻繁に目にするようになってきた言葉です。でも、ほとんどの方が「自分には関係のないこと」と思っているかもしれません。
「定年まで働けば退職金が出るし、年金をもらえばなんとかなるだろう」と楽観的に考えている方は多いのです。しかし老後貧乏」が流行になるほど、老後を安心して暮らすことが難しい時代になりつつあります。
「老後に自分がどういった生活をしたいのか、そのために今から何をする必要があるのか?」――。早いうちから計画を立てて実行に移すことが、自分の老後生活を守ることにつながります。
超低金利時代が到来!老後はどうすればいい?
超低金利時代と言われて久しい時代が続いています。ひと昔前でしたら、手元に置いておくより金利がつく預金の方がよいと考える向きもありました。でも今では大した金利もつかず、振り込みや引き出しの手数料で銀行に取られてしまう金額の方が多いかもしれません。
社会状況も先行きが不透明で、年金も自分が受け取るころに受給年齢や受給額がどのくらいになっているのか、不安に思う方も多いのではないでしょうか。
一方で、日本の平均年齢は上がり、仮に65歳で定年退職を迎えたとしても20年近くの老後を過ごすことになります。介護や自身の病気など年齢が上がるにつれて不測の事態も起こりやすくなります。そんな時代の中で、「長い老後をどう過ごすのか資金計画をしっかり立てている!」と、胸を張って言える人はどのくらいいるのでしょうか? 「老後はなんとかなるでしょ!」と甘く見ている人こそ、老後貧乏への道を進んでいるのかもしれません。
退職金・年金をあてにするのはキケン!?
老後の資金として、多くの人は退職金を第一に考えているかもしれません。しかし、終身雇用が崩壊しつつある日本では、転職をする人、早期退職をせざるをえない人が多くなっているだけでなく、そもそも会社が倒産してしまうリスクも十分に考えられます。退職金が出ない会社も決して珍しくないので、若い世代ほど退職金をあてにすることに危険が伴います。
そもそも定年退職して退職金を手にできたとしても、20年前後の老後生活を退職金と年金だけで満足できる生活ができるかというと、疑問が残るところです。これからの時代、老後にゆとりを持って安心して過ごすためには、自分自身で十分な資金を用意しておくことが必要不可欠です。
不動産投資は安定的な投資方法
自分自身で老後の資金を用意するには、早いうちから資産運用を始めておくことが一番確実な方法です。資産運用にはさまざまな方法がありますが、老後に向けて着実に資産形成をするなら不動産投資がおすすめです。
自分の仕事を持ちながら副収入として投資を行う場合には、仕事やプライベートに影響を及ぼさない方法がよいでしょう。株式投資やFXはメジャーな投資方法かもしれませんが、日々の経済状況を注視し売買のタイミングを見極めなければなりません。海外の投資家も多く、最近ではAIを使って大量に売買をする投資家も多く、安定して利益を上げるには相応の労力を払わなければなりません。大きな損失を抱えるリスクも十分あります。
その点、不動産投資は入居者の管理や物件の維持管理は、専門の管理会社に委託するのが一般的。投資する物件さえ決まればあとは自動的に家賃収入が入ってきます。家賃収入は株価のように変動しませんし、景気の影響も受けにくく安定しています。仕事やプライベートに影響を及ぼさずに毎月一定の金額を手にできるのが、不動産投資の魅力です。
不動産投資は老後の私的年金に
「不動産投資を始めたくても自己資金がないからムリ!」と諦めがちかもしれません。でも不動産投資のメリットは、銀行の融資さえ下りれば自己資金が用意できなくても始められます。株や投資信託などと違い、不動産投資は不動産経営でもあります。しっかりした事業計画があれば、頭金があまりなくても融資を受けて物件を購入できるのです。
若いうちに始めればそれだけローンの返済も早くなります。ローンが終われば、それ以降の家賃収入は不労所得です。不動産という実物資産があることで銀行からの融資がさらに受けやすくなりますから、所有物件を増やしていけば、さらに資産は大きくなります。
不動産投資で若いうちから資産をつくり、不労所得を増やしておくことは、老後の安心をつくることにつながります。
まとめ
若いうちには老後のことよりも目の前の生活を大切にしてしまいがちです。しかし、老後に向けて準備をしている方とそうでない方では、実際に老後を迎えてから歴然とした差が出てしまいます。
老後になってから、ようやく自分が「老後貧乏」に陥っていると気がついても遅いのです。将来を見据えている賢い人は、若いうちから不動産投資で地道に、そして確実に資産形成を行っています。