ヤバすぎる!「クソ物件オブザイヤー」から読み解く、不動産投資をしてはいけない物件4選
毎年年末になるとTwitterを賑わす「クソ物件オブザイヤー」。
こんな物件あるの!?と思わず吹き出してしまう物件が数多くTwitterに表示されます。
実はこの「クソ物件オブザイヤー」は不動産投資を考えている方にとって、良い勉強材料になります。
そこで今回は、この「クソ物件オブザイヤー」から紐解く、絶対に不動産投資をしてはいけない物件を5つご紹介したいと思います。
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はじめに「不動産投資の仕組み」を知ろう
不動産投資なんてどの物件でもいいから、とりあえず持っていればいいものという考えは大きな間違いです。
不動産投資は、購入するだけで成立するのではなく、上の図の右の部分である、購入した投資用物件に人が住み、家賃が支払われるスキームができてこそ投資が成り立ちます。
そのため、「この家に住みたい!」「ここならライフスタイルにピッタリだから便利!」など、多くの入居者のニーズに合った物件であることや、そもそも人口が多く流入しているエリアに物件を購入するなど、物件選びは慎重に行う必要があります。
このことを踏まえて、絶対に不動産投資をしてはいけない物件を「クソ物件オブザイヤー」から紐解いていきます。
「K駅直結12分」はどう考えても直結じゃない(笑) バスで12分は正直しんどい・・・
Twitterで「#クソ物件オブザイヤー2020」で調べたときに、一度は目にするこの「K駅直結12分」の謎。
通常の駅直結であれば、駅からの時間が記載されることはありません。
この物件のホームページを確認したところ、物件の目の前にバス停があり、そこから発車するバスは「K駅」直通バスのようです。
ですが、K駅までバスで12分もかかる場所を「K駅直結」というのは、笑いを誘っているのかと思えてしまうほどの謳い文句です。
これはクソ物件オブザイヤーに選ばれし物件だと言えますが、もしこの物件が投資用マンションだったとしたら、「K駅直結12分」と聞いて「直結じゃないし・・・」「ちょっと嘘っぽいから住むのはちょっと・・・」となかなか入居人が付きづらい物件になる可能性が高くなるため、このような告知のある物件の購入は控えたほうがいいですね。
購入する物件がどう告知をされて販売されているのかはしっかり見たほうがよいでしょう。
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誰がどう見ても住みづらい間取り・・・
「#クソ物件オブザイヤー」では、間取り図も多くみられます。
本当にこんな間取りが存在するの!?と驚いてしまうものもたくさんあります。
例えば、部屋の中心部にトイレがあり、玄関に入ってからそのトイレを必ず介さないといけないような間取りや、トイレや洗面台に壁や扉がないむき出しの状態で、リビングから丸見えになっているものなどもあります。
また、東京のタワーマンションと聞くと、非常に人気があるように思えますが、浴室に行くためにウォークインクローゼットを通らないといけない物件もあります。
駅から近い、人がたくさん住むエリアであったとしても、このような間取りの物件にご自身が住みたいかと聞かれたら、きっと”住みたくない”と思うはずです。
周囲に同家賃のマンションがあり、そのマンションの間取りが普通に使用しやすいものであれば、きっと皆さんそちらを選ぶことでしょう。
購入前に間取りもしっかり確認する必要があります。
なんでこれがここにあるの??設備がおかしすぎる部屋
家を借りたことのある人であれば、経験した人は多いかもしれません。なんでこれがここにあるのか分からない、なぜこんな風にしたのか謎・・・など設備のおかしい物件も存在します。
#クソ物件オブザイヤーで挙げられていたものを見てみると
- 絶対に普通では届かない天井にほぼ近い場所にコンセントプラグが存在した。
- ユニットバスの扉がガラス扉で中が丸見え。
- トイレに温水洗浄便座がついているのにトイレにコンセントプラグがないため使えない
まだこの程度であれば生活する分には困らないかもしれませんが、中には致命的な設備の不備などが存在することもあります。投資用物件を中古で購入する場合などは、設備面において修繕工事、場合によってはリノベーションが必要になることもあります。新築物件においては設備面で明らかにおかしいものはほとんどないため心配ありませんが、中古物件の購入時には十分気を付ける必要がありますね。
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物件の管理問題にも注意。不動産投資は一生の付き合い
クソ物件オブザイヤーとしてツイートされているものの中には、面白おかしいものだけではなく、実際にあった物件の管理に関する問題や、不動産会社の不祥事による事件なども多くツイートされています。
クソ物件オブザイヤーにツイートされた物件の管理問題
- 不動産会社の不祥事
- 高台マンションの傾斜地が崩落し被害者が出ている事件
- 雨漏りで住戸内は水たまり、マンションのオートロックは手動でしか開かなくなる
- 害虫の大量発生
不動産投資は前述したように、購入後、人に住み続けてもらうことが大切です。
そのため、購入した物件の管理はとても重要なポイントとなります。
投資用マンション販売会社の中には、マンションの販売までしか行っておらず、管理は他の会社を紹介する、または委託する会社も少なくありません。
投資を始める際、物件購入時に窓口となる営業マンを信用し、不動産投資を始めることを決意する方も多くいらっしゃいます。だからこそ、不動産投資を行っている間は、購入時と同じ担当の人が窓口になってくれると安心できますよね。
購入から物件管理までをまとめてお願いできる会社で、不動産投資を始めることも大切と言えます。
クソ物件オブザイヤーから紐解いた結果、不動産投資をしてはいけない物件はこれだ!
不動産投資をしてはいけない物件4つのポイント
- 誰が聞いてもあきらかに「嘘だ」と思う広告をされている物件
- 絶対に住みづらいと分かる間取りの物件
- 設備がどう考えても使いづらい、住んでいて困る設備が備わっている物件
- 管理体制が不十分な物件
不動産投資において最大のリスクは、人が住んでくれない空き家になり続けてしまう、いわゆる「空室リスク」です。
上記4つのポイントは全て空室リスクを生み出しやすいポイントになっています。
これらに当てはまる物件は、購入価格が安価だったり、魅力的なオプションがついたりしても、不動産投資として成り立たなくなります。絶対に購入しないように気を付けましょう。