不動産投資を始める前に読んでおきたい、現地調査をする際のポイント
購入したい投資物件のめどがついたら、実際に現地調査をしておくとよいでしょう。
物件情報はネットでも確認できますが、現地調査をするとネットだけでは知り得なかった情報を数多く収集することも可能です。
それでは、できるだけよい条件で物件を手に入れるために、どのように現地調査を実施すればよいのでしょうか。不動産投資を始める前の現地調査のポイントをお伝えします。
事前準備をして、不動産投資の現地調査に臨む
現地調査を有意義なものにするためには手ぶらで行くのではなく、事前に準備をしておきましょう。最低限、次のような点について調べておくことをおすすめします。
- グーグルマップなどで物件の周辺情報を調べる
- 最寄りの交通機関を調べる
- 国税庁のホームページで購入物件の路線価を調べる
また、同じ路線・地域の物件は一度に見て回れるように、あらかじめ効率的なルートを考えておくとよいですね。
実際に現地に着いてからチェックするポイント
現地に到着したら、次のポイントを重点的に確認しておきましょう。
最寄り駅周辺をリサーチする
駅前の商店街やショッピングモールなどは賑わっているか、環境は整えられているかなど、地域全体の様子を見ておきましょう。また、時間があれば駅周辺の不動産屋を覗くのもおすすめです。物件の購入後、地元の不動産屋が入居者を集める窓口になる可能性があります。
また、どんな物件を扱っているかを知ることができるのはもちろん、ネットでは得られない周辺情報が手に入ることも。
物件までの経路を見る
帰り道に買い物できる場所があるか(生活に不便がないか)、物件の周辺に暗がりがあったり、交通量が激しく危険であったりしないかなど、生活者の目線に立って「ここに住みたい!」と思えるかどうかを調査しましょう。
物件の周囲に工場や墓地、建設現場など、後々トラブルになりそうな施設や、入居者が嫌がる施設などがないかどうかもチェックします。他の集合住宅の空室率なども気にかけておくとよいでしょう。
物件の外観・共有部をチェック
中古物件を購入する場合、物件そのものもチェックしておきたいものです。
まず確認したいのが、外壁はきちんと塗り替えられているか、壁のひび割れはないかといった外観の状態です。入居者が物件見学に来た際にどう思うかを意識するとよいでしょう。
壁にひび割れがたくさんある場合は見た目の問題だけでなく、地盤がゆるかったり、施工ミスがあったりなど、構造上の欠陥がある可能性もあります。
エレベーターや階段など共有設備のメンテナンス・修繕状況や、エントランスや廊下の清掃具合、建物全体の空室率なども確認しましょう。
まとめ
【この記事のポイント】
- 不動産投資の現地調査では、「最寄り駅周辺」「物件までの経路」「物件の外観・共有部」をチェックする
- 時間があれば、駅周辺の不動産屋を覗いてみるのもおすすめ
最近はネットで簡単に不動産投資物件の情報が得られますが、実際に現地に行ってみると「思っていたものと違う」なんてことも……。
もちろん自分の目で確かめることは大切ですが、どうしても時間がないという場合には不動産投資のプロに任せるのも賢明です。信頼のおける会社が選んだ物件・立地であれば、大きな失敗はないと言えるでしょう。