- 不動産投資
不動産投資は大阪が魅力的!今後発展が見込まれる注目エリア
不動産投資先を選ぶ際は、何を基準に考えればよいのでしょうか。
株やFXといった1分1秒で明暗が分かれる投資とは異なり、不動産投資は長期的なスパンで考える必要のある資産運用法です。
他の投資と比べれば安定性が高いとはいえ、初期投資は必要であり、確実に収益を上げられる物件を選ばなくてはなりません。
初心者が手堅く不動産投資を始めるには、安定して需要が見込める首都圏がおすすめですが、「高い物件価格がネックになる……」という方もいるかもしれません。
そのような人は、今後を見据えて東京以外のエリアに目を向けてみてはいかがでしょう。
そこで今回は、不動産投資先として注目エリアの1つである、大阪の魅力について説明します。
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不動産投資先を選ぶにあたって、大阪に注目する理由
不動産投資でなぜ東京が有利なのかというと、今後も長期にわたって安定的に賃貸住宅の需要が見込めるからです。
不動産投資のリスクのなかでもっとも大きいものが「空室リスク」。空室になると家賃収入が途切れることになり、ローンの返済などの必要経費が自分の持ち出しになってしまうからです。
そうなると結局「赤字続き」で、物件を所有できなくなることもあり得ます。
空室リスクを最大限避けるという意味で、これからも多くの人が集まる東京は、不動産投資のメリットが大きいのです。
この点、「人の集まるところに需要がある」と考えれば、東京以外にも投資の価値があるエリアはあります。
東京の不動産価格が上昇している昨今の状況からすると、“あえて東京を外す”という選択も初心者にとっては「アリ」かもしれません。
少し前のデータではあるものの、2017年の地点別商業地上昇率ランキング(※国土交通省 平成29年地価公示)では、TOP5が大阪府の中央区と北区で占められています(※2018年は2位の中央区道頓堀のみ)。
1位は中央区道頓堀で41.3%の上昇率。テレビなどで地価上昇が取り上げられていた東京の銀座ですら、8~10位ということからも、大阪の地価がどれだけ上昇しているのかがお分かりいただけるのではないでしょうか。
今後も賃貸住宅の需要が見込めるエリアで、東京に比べて低い価格で物件を手に入れることができる地域――。そう考えると、三大都市であり、再開発も盛んな大阪は注目です。
大阪北区エリアは、オリンピック後を見据えた不動産投資で注目
大阪の北区で注目したいのは「うめきた」の開発です。もともとはJRの貨物駅跡地だった場所にオフィスや商業施設、マンションなどがつくられ、新しい街づくりが目指されました。
2013年4月に1期として「グランフロント大阪」が開業し、来場者は1年で5,300万人に上りました。新しい施設の誕生は、大阪の人の流れや地価に大きな影響を与えています。
2022年からはうめきた2期の「まちびらき」が予定されており、事業は2024年に完成する計画です。
この計画には路線の地下化や新駅の建設が含まれ、大阪圏内の移動が便利になるほか、関西空港へのアクセスも時間が短縮されるので、住民だけでなく、観光客にもより魅力的なエリアとなっていくでしょう。
東京の不動産市場は2020年のオリンピックに向けて活況となっていますが、大阪はその先を見据えた不動産投資においてもメリットが高いと考えられます。
大阪中央区エリアは、インバウンド需要を見込んだ不動産投資で注目
近年、「インバウンド」と言われる訪日外国人の観光客が増加しています。商業施設や宿泊施設の需要が高まっていますが、それは大阪も例外ではありません。とくに難波や心斎橋を擁する中央区エリアは、地価の上昇が顕著です。
日本は海外主要都市に比べて低価格で物件を購入でき、収益も見込めるので、海外投資家からの注目が高まっています。
オリンピックの影響で今後もインバウンド需要が見込めるため、これからさらに注目されるでしょう。
また、日本でも人気のリゾート会社がホテルの建設を予定したり、統合型リゾート(IR=Integrated Resort)施設 の誘致計画が議論されていたりするので、そういったプロジェクトの動向次第では、さらなる需要の高まりも期待できます。
その意味でも、不動産投資を考えているなら、大阪市の中央区エリアには常にアンテナを立てておくべきでしょう。
大阪の不動産投資は「スーパー・メガリージョン構想」が追い風に
2027年に品川から名古屋区間のリニア開業が予定されていますが、最短で2037年には大阪まで延伸されることになっています。そして、東京と大阪が約1時間で結ばれることに伴い、「スーパー・メガリージョン構想」が検討されています。
東京・名古屋・大阪は距離的にも時間的にも離れており、今は「三大都市」などと言われるように、別の経済圏として考えられています。
しかし、リニアの開通により約1時間での移動が可能になれば、距離も埋まり、同じ経済圏として捉えることができるようになる――というのが「スーパー・メガリージョン構想」です。
そうなると、企業は必ずしも東京に本社や支社を置く必要がなくなります。昨今ではテレワークなどの勤務形態も浸透してきているので、従業員も在宅勤務や、必要なときだけ大阪から東京へ出勤するというスタイルが一般的になる可能性が高いでしょう。
まとめ
【この記事のポイント】
- 今後も賃貸住宅の需要が見込める、三大都市である、再開発が盛んというのが、大阪を不動産投資先として注目する理由
- 大阪は、2020年のオリンピックの先を見据えた不動産投資においてもメリットが高い
- 大阪は、「スーパー・メガリージョン構想」が不動産投資の追い風に
不動産投資先として、大阪の魅力について説明しましたが、いかがでしたでしょうか?
不動産投資は、数十年という長い期間にわたって行うものです。都市開発計画やリニア開業で、これからの大阪はますます、経済も人も活発に動くことになるでしょう。
東京に比べて手に入れやすい物件も多いので、不動産投資を考えるなら、大阪はぜひ検討したいエリアと言えます。
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