不動産投資用の物件探しでワンルームを選ぶべき3つの理由
不動産投資では、投資物件選びも重要になります。立地や駅からの距離など、押さえるべきポイントはいくつかありますが、間取りも重要なポイントです。
間取りは、家族向けと単身者向けに大きく分けられますが、これからの時代を考えると都市部においては単身者向け物件にフォーカスすることがベストと言えます。今回は家族向け物件のメリット、デメリットとワンルームを選ぶべき理由について解説します。
家族向け物件への投資のメリットとデメリット
まずは、家族向け物件への投資メリットとデメリットについて考えていきましょう。家族向け物件が対象とする家族とは、子育て世代のファミリー層がメインです。この世代は子どもの教育ということを重視して物件を決定します。幼稚園、小学校、中学校と進学は長いスパンに渡りますから、いったん入居が決まれば長期間安定して家賃収入を得ることが期待できます。
環境としても、街の治安のよさや子どもを遊ばせられるような公園があるか、学区内の学校の評判はどうか、という子育て目線が重視されます。
ですので、一般的な物件で重視される、駅の近くであるとか、人気のエリアであるというような場合ではなくても、入居者が集まる可能性があります。
上記のようなメリットがある一方、デメリットもあります。何よりも、メリットとして挙げた「入居者が子育て世代」という点がデメリットになってしまうのです。
先に述べたように、いったん入居が決まれば長期の入居が期待できますが、そもそもターゲットが限定されているということは、入居の需要も限定的ということでもあります。引っ越しのメインシーズンである3月や夏休み時期を逃せば、半年から1年の間も空室となってしまう可能性もあります。
不動産投資は経営という視点で考える点ことが大切です。
上記のデメリットに加えて、今の日本では、子どもが減り、結婚をする人も減っている時代ですから、家族向け物件の需要は減少していく一方です。
もちろん、家族向け物件の需要が確実に見込めるエリアというのもありますから、必ずしも家族向けがよくないというわけではありません。
しかし、これから都市部で投資を始めようという人は、よりリスクの少ない方法をとるのがベストの選択です。
都市部ではワンルームの理由 その1
先ほど、家族向け物件がターゲットを限定してしまうことがデメリットと説明しましたが、では、今後も高い需要が見込める物件はどういった物件でしょうか。
それがワンルームなのです。ワンルームの入居者は単身者がメインになりますが、都市部においては今後も単身者が増加していくことが予測されています。日本全体では人口が減少していますが、都市部では人口の流入が続き人口は増加傾向です。
また、結婚する人が減っていくということは、単身者は増えていくということ。今後の都市部では、単身者向けのワンルームの人気が高い水準で続いていくと考えられます。
都市部ではワンルームの理由 その2
都市部でワンルームがおすすめの理由として次に挙げられるのが、初期投資が少なくても始めやすいという点です。ワンルームでしたら、物件の購入価格を低く抑えられるので、経験や知識に不安のある初心者でも始めやすいと言えます。さらには、銀行の融資を受けやすくなるというメリットもあるのです。
不動産投資では、ある程度の初期費用が必要とされていますが、投資する物件によっては頭金がゼロでもフルローンで融資を受けることも可能です。先に述べたように、ワンルームは今後も高い需要が見込まれていますから、フルローンのような好条件での融資を受けられる可能性が高まります。
都市部ではワンルームの理由 その3
ワンルームマンションのメリットには、流動性の高さもあります。
流動性とは、売買のしやすさであり現金化のしやすさです。不動産に投資する際のデメリットの一つとして、流動性の低さが指摘されることがあります。不動産は買い手がつかなければ売ることができませんし、買い手を見つけるまでには長い時間が必要になることもあり、すぐに現金が必要になったような時への対応が難しい場合があります。
都市部のワンルームの場合は、投資対象としても人気がありますし、居住目的で購入を検討する人も多いですから、売却する時でも時間をかける必要がありません。
まとめ
都市部での不動産投資には、ワンルームがおすすめの理由についてお分かりいただけましたでしょうか? 投資では、分散投資で資産を増やしていくのがセオリーですから、都市部のワンルームで投資を始めて、徐々に物件を増やしていくという方法で資産を増やしていくことも選択肢の一つです。