不動産投資といっても様々な種類の投資があります。
オフィスビルやアパート、マンションを購入し入居者やテナントから賃料を得る現物不動産投資。現物不動産を小口化して資金を出し合い共同で購入する小口化不動産投資など、不動産投資の種類について説明します。
現物不動産投資
不動産投資には様々な種類の投資があります。
その中で、オフィスビルやアパート、マンションを購入し入居者やテナントから賃料を得る事が現物不動産投資です。
現物不動産投資を行う場合、自身で不動産を購入し運営しくことになるので、経営という要素まで含めた投資だと考える必要があります。
購入後も家賃などの賃貸管理、物件の清掃、手入れ等の物件管理が必要となります。
その為、お仕事をお持ちの方には難しいと思われがちですが、管理会社に依頼をすることでこの問題は解決できます。
管理会社への委託を考えるのであれば、自身で管理する必要がなくなるため、遠方の物件を所有することが可能となり、より収益性の高い物件探しができます。
現物不動産以外の不動産投資
現物不動産以外の不動産投資としては小口不動産投資、証券化不動産投資が挙げられます。
通常、不動産を購入するには多額の資金が必要な為、金融機関等から融資を受けるなどの資金手当てが必要となります。
小口不動産投資、証券化不動産投資はこのハードルをクリアする投資方法です。小口不動産投資では不動産会社が投資家から資金を集め、物件を購入、管理を行い収益の分配を行います。
また、証券化不動産投資では現物の不動産に直接投資をするのではなく、有価証券等で証券化された証券に投資する方法です。そして株式投資と同じような仕組みで投資をした後、収益は配当金として分配されます。
現物不動産投資と決定的に違うのは証券化不動産投資の場合、投資先の法人が、破たん、上場廃止となった場合、ただの紙切れとなってしまうリスクがある点です。また証券であるため景気の影響を受けやすく、実際の家賃収入があったり、建物そのものの価値を有している現物不動産投資に比べて、運用が安定しません。
現物不動産投資の魅力とは
現物不動産投資の場合、一般的にはローリスク・ミドルリターンであると位置づけられています。不動産が存在し続ける限り、価値そのものがゼロになってしまう可能性は殆どありません。
現物不動産投資の投資先としてはマンションが多く選ばれています。マンションは他の投資物件に比べ、キャッシュフローの変動幅が小さい点が理由として挙げられます。
安定したインカムゲイン（不動産投資における家賃収入）を得やすく、不動産会社が周囲の開発や施設誘致など積極的に不動産事業へ参加する事で、不動産そのものが持つ価値を高められるのも魅力的です。
そして、収益性をアップさせた時点で売却した場合、巨額のキャピタルゲイン（不動産投資における物件の売却益）を得られます。
現物不動産投資は、物件を担保に金融機関から資金の借り入れを利用する事で、少額の資金から将来に大きく残すレバレッジを効かせた現物不動産投資である事が実情です。現物不動産投資は安定して資産が増大するだけではなく、減価償却による節税効果さえ見込めるのが人気の一つです。
まとめ
不動産投資といえば、これまでは一部の資産家が行うものだというイメージが定着していました。
ところが最近ではハードルが低くなり、一般の方でも現物不動産投資等へ気軽に参加出来る環境が整っています。
男女問わず若年層からミドルと呼ばれる世代は、老後や将来に対する不安を抱えているのは言うまでもありません。
その不安を解消する為の選択肢の一つが、不動産投資です。
投資そのものには、リスクや不確実性が伴います。
不動産投資はしっかりとした「場所」さえおさえれば、成功する確率は高く、その上リターンが極めて大きいという魅力的な投資です。
不動産投資への理解をしっかり深めた上で、自分自身で責任を持ち、投資するか否かを慎重に判断する必要があります。
