不動産投資はローリスク・ミドルリターンの収益が期待できる、安定した投資方法だと言われています。
不動産投資のためには何が必要なのかを説明します。

不動産投資って何?

不動産投資には大きく分けて3つの方法があります。

1つ目は現物不動産投資。
現物の不動産を購入し、賃貸収入を得たり、売却をして利益を出す方法です。
現物の不動産には、一棟のアパートや新築、中古の一棟もの、マンションなどを部屋単位で購入するなど、多岐にわたる種類があります。

2つ目は小口化不動産投資。
現物の不動産を小口化して資金を出し合い共同で購入する方法です。同じく家賃収入を得たり、売却して利益を出す事が可能で、負担した割合に応じて収入を得ることができます。

3つ目は不動産投資信託を購入する方法です。
現物の不動産ではなく証券化された不動産を購入する方法です。出資者となり不動産の運用や売却は出資した会社に任せます。収益の分配と証券の売買が目的です。

不動産投資で期待できること

現金

実際の不動産投資はローリスク・ミドルリターンの収益が期待できる、安定した投資方法だといわれています。 実際に物件を購入し賃貸に出すと、長期間にわたり継続して家賃収入を得ることができます。
老後の生活を豊かにするために、収入の柱をふやす目的で不動産投資を始める人も増えています。

一方で、子供の将来を考えて相続税などを出来るだけ抑えるために、現金や預貯金より課税率の低い不動産を購入し、子供に残す人もいます。また保有している物件の価値が上昇すると、売却して売却益を手にすることも可能です。
海外の投資家による日本の不動産ブームや、東京オリンピック開催決定による不動産価格上昇の波に乗り、売却益を手にした方も多くいらっしゃいます。

不動産投資のリスクとリターン(見返り)

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不動産投資の見返りについては、上述したインカムゲイン(不動産投資における家賃収入)やキャピタルゲイン(不動産投資における物件価格上昇)が得られることと、「団体信用生命保険」という生命保険に加入するので、生命保険の代わりになること、節税対策などが挙げられます。
また事業を行っている方にとっては、いざ資金が必要な際に、担保となる固定資産を保有していることは、大変な強みになります。かつての不況下に貸し渋りという言葉が流行しましたが、不動産の担保があれば、そのような事は回避できます。

一方で、不動産投資にはリスクもあります。
家賃収入を目的に借入を行い不動産物件を購入したものの、実際に入居者が入らず大変な目に遭った、というのはよく耳にする話です。家賃が入ってこなければ、月々の返済と固定資産税などの支払いに追われ、こんなはずではなかったと後悔するのは当然の結末です。

不動産投資信託でも、オリンピックなどのイベントを見込んで不動産の市場価格が過熱気味に上昇している際に購入し、その後は下がってしまって低迷しているような状況もよくあります。
なかなか難しいことですが、購入のタイミングを見極める必要があります

まとめ

不動産投資を成功させるためには、購入後の賃貸需要やその物件の将来的な資産価値についてじっくり慎重にリサーチする必要があります。

たとえば、ビジネスゾーンとキャンパスゾーンが融合し、今後も周辺環境の利便性向上が期待できるエリア、比較的、賃貸需要層の厚い単身者に人気のエリア、再開発が期待できるエリアなどの物件は、不動産投資の成功率が高いと言えます。
人々に選ばれる人気物件を選択し保有するという才覚が、不動産投資成功の鍵になってくるのではないでしょうか。

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