【第6回】不動産投資を始めるための資金

不動産投資を始めるにはいくら必要？

不動産投資というと、資金に余裕のある人ぐらいしかできないといったイメージを持たれている方が多いのかもしれません。しかしながら、現在においては自己資金をあまりかけたくない人、自己資金が0円の人でも融資を行ってくれる金融機関もあります。

年収と自己資金のバランス

購入する物件価格にもよりますが、一般に年収が高ければ高いほど、金融機関の融資が通りやすく、逆に年収が低いほど金融機関の融資は通りにくくなります。
そのため、年収と自己資金のバランスを考える事が大切です。今の低金利時代においては自己資金を目一杯用意するよりも、融資をできるだけ受けたほうが賢明でしょう。
不動産投資が今一つ振るわなくても、自己資金を温存しておくことで、融資を返済することもできるようになるわけです。

自己資金0円でも不動産投資を行える！？

最近では自己資金0円でも不動産投資が行えるという案内をよく見かけます。一体どういう仕組で実現されているのでしょうか。
仮に販売価格2500万円の新築区分マンションを自己資金0円で購入しようとします。ポイントになるのは、単純計算で2500万円のローンが組めるのかという点です。前述のとおり融資・ローンにあたってはその人の年収などが大きく審査に影響します。
しかしながら、最近は信頼や実績のある大手企業の保有する物件であれば、年収が低くても審査が通りやすいという事情があるようです。また団体信用生命保険等にも加入しますので、ご本人に万一の事態があっても、ローンの返済は保険でおります。このようなリスクヘッジがなされているため、自己資金0円でも不動産投資が始められるのです。

まとめ

不動産投資を始めるにあたり、自己資金があるに越したことはありません。ただ、今の時代は自己資金が無くても不動産投資が始められるのです。日本人の気質としてローン（借金）をするのは、なんとなく後ろめたい気持ちがありますが、不動産投資という点で発想を変えると、ローンは家賃収入で賄うことができ、ローンを払い終わったら物件が手元に残ります。そして、その後の家賃は全て収入に、言わば私的年金になるわけです。

冒頭の「不動産投資は資金に余裕のある人ぐらいしかできない」という固定観念を捨て、自己資金がなくても不動産投資が始められるという選択肢が用意されている事を、改めて考えてみるのはいかがでしょう。