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不動産投資ローンを組んでも、団体信用生命保険(団信)の加入で安心

不動産投資を始めるために銀行から借り入れを検討するとき、「もしローンが完済できないうちに自分に万が一のことがあったら、残された家族に借金を背負わせてしまう……」と不安に思うかもしれません。
でも、ご安心を。実は、不動産投資ローンは「生命保険代わり」になるのです。
なぜなら、団体信用生命保険(団信)に加入することになるからです。
そこで今回は、団体信用生命保険について詳しく解説します。
「不動産投資ローン=生命保険代わり」になる仕組み
金融機関で借り入れをしてアパートやマンションを購入すると、団体信用生命保険(団信)に加入することになります。
万が一借り入れ主が死亡したり、後遺障害が残るような事故に遭ったりして住宅ローンの返済ができなくなった場合は、団信から住宅ローンの残金が返済されます。
つまり、残された家族に負債がおよぶことはありません。
それどころか、物件自体は手元に残るので、家族に資産として残すことができます。
そのまま賃貸を続けて家賃収入を得るほか、売却してまとまった現金に換えるという選択もあります。
団信は保険料も安いので、投資用不動産は生命保険代わりと考えて、投資を始めるときに既存の保険契約を解約するケースもあります。
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団体信用生命保険に加入する際の注意点
団信にもいくつか注意すべき点があります。まずは、加入者本人の健康状態です。
主に、次の3点を告知することが必要です(※金融機関により、告知事項は異なる場合があり)。
- 最近3ヵ月以内に医師の治療(指示・指導を含む)や投薬を受けたことがあるか。
- 過去3年以内に所定の病気で手術を受けたこと、または2週間以上にわたり医師の治療(指示・指導を含む)や投薬を受けたことがあるか。
- 手・足の欠損、あるいは機能に障害があるか。または、背骨(脊柱)・視力・聴力・言語・そしゃく機能に障害があるか。
健康状態に問題があり、以上の項目に該当してしまうと加入できない可能性があります。
一般的な生命保険よりは加入しやすいと言えますが、団信でカバーされないガンなども希望する場合は、別途加入する必要があります(※特約という形で付保)。
団信の保険料の多くはローン金利に含まれているため、余計な出費をせずに保険に加入できます。
ただし、一部の金融機関ではローン金利に団信の保険料が含まれないことがあるので、借り入れをする際に確認が必要です。
まとめ
【この記事のポイント】
- 不動産投資ローンを利用すると、団体信用生命保険(団信)に加入することになる
- 団信への加入により、万が一の場合には住宅ローンの残金が返済され、物件自体は手元に残る
- 団信への加入では、加入者本人の健康状態を告知する必要がある
- 団信の保険料の多くはローン金利に含まれている(※一部の金融機関では例外もあるので要確認)
生命保険は基本的に自分の身に万が一のことがあるまで支払い続けるのに対し、不動産投資は保険料を払う一方で、家賃収入が得られます。
また、万が一の事態が起きて保険金が支払われたとしても、手元にはローンを支払い終わった物件が資産として残ります。
「終身保険(収入保障型)」と「年金保険」のメリットを併せ持った新しい保障の形として、そして資産形成の一環として、不動産投資を検討してみてはいかがでしょうか。
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